職人の目が飛び出る!?DIY好きボランティアを募集してリフォームしてもらう方法

【ボランティアにリフォームを任せる】
僕はもともと手先が器用なタイプではなく、リフォームに自信はありませんでした。

DIYを趣味にしていたわけでもないため、最初の頃はしぶしぶ自分でリフォーム作業をしていました。

その後、手が回らなくなって直さないリフォームを思いつき、負担は大きく軽減されました。

このとき、リフォームの負担を軽くする別の方法も編み出しています。

「何とか自分でリフォームをせずにすむ方法はないか?」と考え、行き着いた作戦。

それが「DIYのリフォームをボランティア募って作業を任せる」やり方です。

僕と違ってDIYが好きで、リフォームに興味をもっている人はたくさんいます。

でも、マンションなどの賃貸物件に住んでいると、なかなかリフォームに取り組めません。

そういったDIY好きの人たちに空き家のリフォームを手伝ってもらおうと思いついたのです。

リフォームボランティアの募集は地域紙や街の広報誌で行いました。

「空き家のリフォームに興味がある人募集。DIYで一緒に汗を流しませんか!」
といった文章をつくって投稿しました。

今はブログやツイッター、フェイスブックなどがあるので、インターネットで募集するのもいいでしょう。

毎回、数人のボランティアが集まり、みなさん楽しく作業をされています。

僕は指示するだけですみますから大助かりです。

ボランティアなので、お金もかかりませんしね。

【入居者が職人になって活躍してくれる】
リフォームの内容によっては、素人では難しいケースも出てくるでしょう。

業者や職人に依頼したいところですが、高い費用がかかると思うとどうしても躊躇してしまいますよね。

そんなとき、僕は強力な助っ人にお願いするようにしています。

僕のごく身近にいる人物です。

誰だかわかりますか?

実は、DIY好きの入居者のひとりに頼んでいるのです。

その人には入居者兼リフォームスタッフとして活動してもらい、これまで何軒もの物件のリフォームをお願いしてきました。

僕はその人のことを「ギターマン」と呼んでいます。

40代の男性で、普段は路上でギターを弾いているからです。

素人とはいえ、リフォームの腕前はDIY好きの範疇を超えた職人レベル。

なので安心して任せられます。

ギターマンがリフォームを引き受けるのにはそれなりのワケがあります。

ギターマンは入居者として、僕に月7万4000円の家賃を払っています。

一方、僕がギターマンにリフォームの報酬として手渡すのは、多いときで月7~8万円くらいになります。

つまり、作業を請け負うとギターマンは家賃がタダになるのです。

だからこそ喜んで引き受け、一生懸命頑張ってくれます。

【1棟丸ごと貸したボロアパートをリフォームして家賃収入を得る「ギターマン」】

さらにいうと、ギターマンは「プチ大家さん」の顔ももっています。

僕が提供したボロアパートに住み、自分が住む部屋以外を人に貸しているのです。
提供したのは、京都市内の1Kの部屋が17室あるアパート1棟。

駅からは遠いですが、高級住宅街の中に建っています。

物件のオーナーから1棟7万円で借り、リフォームを一切せずに7万4000円で貸しているので、差額の1000円が僕の実入りです。

ギターマンは17部屋あるボロアパートのひと部屋に住み、残りの部屋を自らコツコツ、リフォームし続けています。

現在5部屋のリフォームを終えて家賃2万円で入居者が住んでいるそうですから、家賃収入は今のところ月2万円。

残る部屋を直して入居者が付けば、トータル月8万 円の家賃収入になります。

ギターの路上弾き語りだけでは、生活は苦しかったはずです。

実際、ギターマンもそうこぼしていましたし、それまでは、フリーターと変わらない不安定な毎日だったでしょう。

それが一転、DIYの腕を活かしてプチ大家さんになれたことで、ギターマンは大喜びしていますよ!

【まとめ】
いかがでしたか？

不動産投資をしていると時間が足らずにリフォームのできないケースがあります。

そんなときの解決手段として、

・ボランティアにリフォームを任せる
・入居者に職人になってもらう

という２つをギターマンの例を挙げながら解説していきました。

上記を参考に実行していただければ、リフォーム要らずで空き家を経営していくことが可能になるでしょう。

とはいえ、
「空き家を経営してみたけど、思ったようにいかなかった・・・」

というケースもあると思います。

そんなときは、賃貸という視点から少しずらして考えてみると良いでしょう。

具体的には、賃貸ではなく”売却”という視点です。

空き家を売却すれば、管理も必要なくなり、空室リスクも避けられます。

空き家を売却するときはまずは不動産査定が必要になり、いざ査定するとなっても「どの業者に任せたらいいのか・・・」とわからない方も多いです。

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